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当院の施術

更新日:2 時間前



「整体って何をされるんだろう?」「内臓の調整ってどうやってやるの?」「触るだけで何がわかるの?」

当院が実際に どんな順番で・何を評価し・どのように施術しているのか を具体的にご紹介します。


① カウンセリング(症状ではなく“体の歴史”を聴く)

最初にうかがうのは、

  • いつから悪いか?ではなく どんな生活の積み重ねが今の体を作ったか

  • どこがつらいか?ではなく 何をすると悪化するか/何なら楽か

  • 検査歴より ストレス、睡眠、食事、回復力の状態

体は“積み重ねの結果”で症状を出しているため、この段階で 不調の方向性の仮説 を立てます。


② 体表の反応チェック(触れるだけの分析)

次に、ベッドに仰向けで寝てもらい“触れながら”身体の反応を読み取ります。

ここで見ているのは…

✔ 左右差・温度差・感覚差(循環と神経伝達の偏り)

✔ 皮膚の張力(自律神経の過緊張サイン)

✔ 筋膜の滑り(内臓の疲労による連動制限)

✔ 触れられた時の呼吸の変化(防御反応の有無)

この時点で「筋肉のこり」ではなく

どの内臓・どの神経ラインにストレスがあるかの見立て を組み立てています。


③ 内臓の負担と自律神経の通信状態の評価

ここからが当院の施術の核です。

例として…

  • みぞおちの反応 → 胃・横隔膜・迷走神経ライン

  • 右肋骨下の反応 → 肝臓と横隔膜の連動

  • 下腹部の緊張 → 腸と骨盤内自律神経のバランス

  • 首の前側のわずかな硬さ → 脳と臓器をつなぐ神経の出入口

というように、「触っているのは体表」でも

評価しているのは内臓と神経のネットワーク です。

※この段階で「この方の症状のスタート地点」がほぼ決まります。


④ 施術(力ではなく反応を引き出すタッチ)

当院の手技は

押す・伸ばす・ほぐす の前に「体が自分で変わるスイッチを入れる」操作をする

という考え方で行います。

そのため、

  • 強く押しません

  • バキバキしません

  • 揉み込みません

使うのは 軽い圧・手の接触・呼吸同期・ポジショニング です。

例)

  • 胃の緊張が強い → みぞおち+後頭部に軽い接触で迷走神経の反応を促す

  • 横隔膜のロック → 呼吸と同調させながら下部肋骨の可動を誘導

  • 腸の疲労 → 下腹部に手を添えながら自律反射が切り替わる瞬間を待つ

  • 頭部の過緊張 → 後頭下筋と硬膜ラインの緊張を“ほどくのではなく解ける状態”に導く

この時に起きているのは

✅ 血流の変化

✅ 呼吸の深さの変化

✅ 末梢神経の伝達の回復

✅ 体表の張力の低下

✅ 内臓の動きの再開

これが筋肉や骨格の制限解除につながります。


⑤ 変化の再評価(ここが最重要)

施術後は必ず 同じポイントをもう一度触れて変化を確認 します。

  • さっきあった反応が消えたか

  • 左右差がどう変わったか

  • 皮膚のテンション・呼吸・可動域の変化

  • ご本人の体感と神経反応の一致

ここで変化が曖昧な場合は原因の見立てを変えて別アプローチを行います。

「なんとなく軽くなった」ではなく、

“体の仕組みとして変わった”を確認して終える のが当院の施術です。


⑥ 仕上げとセルフケアの処方

最後に、

  • 体にとって今いちばん必要なこと(休息/循環/消化/睡眠など)

  • 逆にやらない方がいいこと

  • 3分でできるセルフケア(呼吸 or 触れ方 or 立ち方)

  • 次回来院までの身体の観察ポイント

をお伝えします。

“治す”のではなく治るプロセスを体に思い出させる のが整体の役目です。



まとめ:当院の施術がやっていること

ステップ

やっていること

評価

内臓・神経・循環のストレス源の特定

施術

体が自力で変わるスイッチを入れる

結果

筋・骨・呼吸・自律神経が勝手に再調整される

ゴール

その場しのぎではなく“回復できる体”へ



当院の整体は

「治している」のではなくあなたの体が本来できるはずの動きを取り戻す手伝い をしているだけ。

だからこそ、

  • 気持ちいい

  • でも深く変わる

  • 変化が持続する

  • 体の使い方そのものが変わる

という結果につながります。


 
 
 

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